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50代男性、疲れが取れないのは更年期障害?症状と受診先、見直したいこと

50代男性、疲れが取れないのは更年期障害?症状と受診先、見直したいこと

休日に休んだはずなのに、月曜日から体が重い。

以前ならこなせた仕事で疲れ切って、帰宅すると何もする気になれない。

「50代だし仕方ないのかな。それとも男性の更年期障害?」と気になっていませんか。

疲れが取れない原因の一つに男性更年期の問題はありますが、疲労感だけで判断することはできません。睡眠不足やストレスのほか、別の病気が隠れている場合もあります。年齢のせいにして我慢するより、何が起きているかを整理して相談しましょう。

この記事では、男性更年期でみられる症状、受診先の選び方、診察で伝えたいことをまとめます。「病院で何と説明すればいいのか分からない」という方も、順番に読んでみてください。

50代男性の疲れが取れないのは、更年期障害のせい?

男性にも、ホルモンの低下に関係する不調がある

男性ホルモンの一つであるテストステロンは、性機能だけでなく、筋肉などの身体機能にも関わっています。このホルモンの低下とともに心身の症状が現れる状態が、LOH症候群です。「加齢男性性腺機能低下症候群」という長い名前でも呼ばれます。

男性更年期障害とLOH症候群は同じ意味で使われることもありますが、東邦大学医療センター大森病院は、男性更年期をより広い枠で捉え、その中にホルモン低下によるLOH症候群が含まれると説明しています。

つまり、「50代の不調=男性ホルモン不足」と考えるのは早いということです。参考:東邦大学医療センター大森病院「男性更年期障害(LOH症候群)」

始まる年齢や症状の出方には個人差がある

女性の閉経のように、男性には誰もが迎える明確な区切りがありません。日本内分泌学会によると、テストステロンの減り方や時期には個人差が大きく、40代以降のさまざまな年代で症状が起こりえます。

同じ50代の同僚が元気だからといって、自分も同じように動けるはずだと比べなくて大丈夫です。「以前の自分と比べてどう変わったか」を考えるほうが、相談のきっかけになります。出典:日本内分泌学会「男性更年期障害」

疲労感と一緒に、こんな変化はありませんか

男性更年期の相談では、体のだるさだけでなく、気持ちや性機能の変化も確認されます。例えば、次のような変化です。

  • 体がだるく、以前より疲れやすい。
  • 仕事や趣味への意欲が落ち、集中しにくい。
  • 眠りにくい、イライラしやすい、気分が沈む。
  • 性欲が落ちた、朝の勃起が減った、勃起しにくくなった。

ただし、いくつ当てはまれば更年期と診断できる、というチェックリストではありません。日本メンズヘルス医学会も、質問票だけでなく、症状と検査結果を合わせて判断する重要性を示しています。参考:日本メンズヘルス医学会「LOH症候群・男性更年期とは」

性機能の話は、なかなか切り出しにくいですよね。言葉にしづらければ、紙やスマホに書いて医師に見せる方法でもかまいません。「疲れが続いていて、性欲も以前より落ちています」と、気づいた変化をそのまま伝えてみてください。

寝ても疲れが取れないときは、ほかの原因も確認しよう

疲れやすさには、睡眠、仕事の負担、薬の影響など、いろいろな要因があります。英国NHSは、長引く疲労の原因として睡眠時無呼吸、貧血、糖尿病、甲状腺の病気なども挙げています。

  • 大きないびきや、睡眠中に息が止まるとの指摘:日中の強い眠気とともに、睡眠時無呼吸などを相談する材料になります。
  • 動悸や息切れもある:貧血などを含めて、体の状態を調べる必要があります。
  • 強いのどの渇き、尿の回数の増加、体重の減少:血糖などの確認が必要な場合があります。
  • 気分の落ち込みや楽しめなさが続く:うつ病など、心の不調も含めた評価が大切です。

この組み合わせだけで病名が決まるわけではありません。「いびきがあるから疲れの原因はこれだ」と結論を出すためではなく、診察で伝える手がかりとして覚えておきましょう。参考:英国NHS「Tiredness and fatigue」

「健診では大きな異常がなかった」という場合も、今ある症状は別に相談して大丈夫です。健診結果を持参すると、以前との比較に役立ちます。飲んでいる薬が気になっても、自分で中止せず医師や薬剤師に確認してください。

病院は何科?疲れが続く50代男性の相談先

原因が分からない疲れは、かかりつけ医や内科から

疲労感が中心で、何が原因か見当がつかないなら、かかりつけ医や内科が相談の入口になります。「更年期かどうかを調べたい」だけでなく、疲れが続いている期間と、日常生活で困っていることを伝えましょう。

原因が分からない疲れが数週間続く場合や、仕事・家事に支障が出ている場合は受診を考えてください。支障が大きいときに、数週間たつまで待つ必要はありません。体重の減少や強い眠気など、ほかの変化も一緒に相談しましょう。

男性更年期が気になるなら泌尿器科・男性更年期外来へ

性欲の低下などもあって男性更年期を詳しく相談したい場合は、泌尿器科や男性更年期外来が選択肢です。すべての泌尿器科が同じ診療をしているわけではないので、予約時に対応しているか確認するとスムーズです。

気分の落ち込みや不安、不眠が特につらいなら、心療内科や精神科への相談も考えてください。福島県の案内でも、症状に合わせた相談先が紹介されています。どの診療科か迷うときは、まずかかりつけ医に相談して、必要な科につないでもらいましょう。参考:福島県「男性更年期障害(LOH症候群)について」

急な胸の痛みや息苦しさは、通常の予約を待たない

突然の強い胸の痛み・圧迫感、急な呼吸困難、意識がおかしいといった症状があるときは、疲れや更年期として様子を見ず、119番で救急車を呼んでください。参考:うきは市「救急車の適正利用にご協力ください」

受診前に書いておくと助かる「5つのメモ」

診察室に入ると、話したかったことを忘れてしまうこともあります。立派な記録でなくていいので、次の5つを短くまとめておきませんか。

  1. いつから:「先月ごろから」「忙しい時期が終わっても続いている」など。
  2. どんなときにつらいか:朝から重い、午後に集中できない、休んでも変わらないなど。
  3. 生活への影響:通勤がつらい、休日の予定を断ることが増えた、家事が進まないなど。
  4. 一緒に起きた変化:睡眠、いびき、気分、食欲、体重、性機能など。
  5. 薬や生活の状況:服薬・サプリ、飲酒、勤務時間、最近の大きな負担など。

例えば「2週間前から朝もだるく、帰宅後に夕飯の支度ができない。寝つきが悪くなった」と伝えれば、「とにかく疲れる」だけより困りごとが伝わりやすくなります。これは説明のための例で、症状の型に自分を合わせる必要はありません。

毎日きっちり測らなくても大丈夫です。メモを完成させるために受診を先延ばしにせず、分かる範囲で持っていきましょう。

男性更年期の検査と治療は、症状に合わせて考える

診察では症状や生活状況を聞き、必要に応じて血液検査などが行われます。LOH症候群の評価にはテストステロンの検査が使われますが、数値だけでなく、症状やほかの病気の可能性も含めた判断が必要です。ネットの基準値と比べて、自分で病名を決めないようにしましょう。

治療は、睡眠・食事・運動やストレスへの対処を見直しながら、必要に応じて薬などを検討します。男性ホルモンの低下が確認され、症状などから適切と判断された場合には、テストステロン補充療法が選択肢になります。受診したら必ずホルモン注射になる、というわけではありません。

補充療法には副作用や適さない場合もあります。前立腺の病気などの確認、治療中の血液検査が必要になり、妊娠を希望するパートナーがいる場合も事前に相談が必要です。疲れを取るために、ホルモン製剤を自己判断で使い始めないでください。治療と注意点の参考:日本メンズヘルス医学会

費用や保険の扱いも気になりますよね。検査や治療の内容によって異なるため、予約時や診察時に「初回の検査には何が含まれるか」「保険診療か自費診療か」「継続するときの費用」を確認しておくと安心です。

受診と並行して、生活で見直せること

体調がよくないときに、食事も運動も完璧に変えようとすると、それだけで疲れてしまいます。まずは、今の生活で負担になっていることを一つ減らすところから考えてみましょう。

睡眠時間と「休めた感じ」を振り返る

夜更かしが続いていないか、眠るためにお酒を飲んでいないか、夜中に何度も起きていないかを確認します。睡眠の見直し方は、50代男性、眠りが浅いと感じたら|寝具を買う前に見直したい生活習慣にもまとめています。強いいびきや日中の眠気は、生活改善だけで済ませず相談してください。

食事や運動は、体調に合わせて無理なく

「体力が落ちたから鍛え直そう」と、いきなりきつい筋トレを始める必要はありません。日常生活に支障が出る疲れがあるなら、先に原因を相談しましょう。動くことで具合が悪くなる場合も、頑張って続けず医師に伝えてください。

食事を抜く日が続いているなら、まず食べる時間を確保する。残業が続いているなら、家事を分担したり、職場の上司や産業医に相談したりする。生活を整える工夫は、病気の検査や治療と並行して進めていくものです。

「50代だから」で片づけず、疲れが続く理由を相談しよう

男性更年期は、疲れが取れないときに考えられる原因の一つです。ただし、睡眠の問題や別の病気もあるため、自分で決めつけないことが大切です。

今日できることは、つらくなった時期と生活で困っていることをメモして、相談先を一つ決めること。「この程度で受診していいのかな」と遠慮しなくて大丈夫です。以前の調子に無理やり合わせるより、今の体を知るところから始めてみませんか。

本記事は一般的な健康情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。情報確認日:2026年10月23日。アイキャッチはAI生成イラストです。人物は架空で、筆者本人ではありません。

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