「日焼け止めを使いたいけれど、顔がベタベタするのが苦手」。朝の身支度でそう感じると、つい手が伸びなくなりますよね。
50代男性が日焼け止めを選ぶときは、年齢の表示だけで探すより、使い心地・外で過ごす場面・落とし方の3つを確認すると選びやすくなります。ベタつくからと塗る量を減らすのではなく、必要な量で使い続けられるものを探しましょう。
ベタつくから「少しだけ塗る」は避けたい
日焼け止めを薄く少しだけ塗れば、重たい感じは減るかもしれません。ただし、それでは期待した紫外線防止効果が得られないおそれがあります。
日本化粧品工業会は、量の不足や塗りムラによって思わぬ日焼けにつながること、十分な量を均一に塗ることを案内しています。まずは手元の商品の使用量と使い方を確認してください。日本化粧品工業会「紫外線防止の基本」
「表示どおりに使うと、どうしても感触が苦手」。そんなときこそ、別の使い心地の商品を検討するタイミングです。使う量を自己流で半分にするより、選ぶ基準を変えてみましょう。
買う前に確認したい3つのポイント
1.「ジェル」「ミルク」という名前だけで決めない
店頭では、「さらさらした仕上がり」「みずみずしい使用感」といった商品説明を手がかりに、候補を絞ってみてください。ただ、同じジェルタイプでも処方は商品ごとに違います。ジェルなら必ずベタつかない、とまでは言えません。
テスターを使える場合は、お店の案内に従って感触を確かめます。塗った直後だけでなく、なじませたあとの指に残る感じ、香り、白っぽく見えないかを確認すると、自分の好みを言葉にしやすくなります。
手の甲で心地よく感じても、顔での使用感や肌との相性まで保証されるわけではありません。初めてなら小容量の有無も見ておくと、使い切れずに持て余す心配を減らせます。
2.通勤の日か、屋外で長く過ごす日か
平日は駅まで歩く程度なのか、仕事で何時間も外にいるのか。休日にはゴルフや釣りをするのか。同じ50代でも、使う場面はかなり違いますよね。
SPF・PAは紫外線を防ぐ効果の目安であり、ベタつき具合を表す数字ではありません。日本化粧品工業会も、通勤や買い物、炎天下のレジャーなど、生活シーンに合わせて表示を確認するよう案内しています。生活シーンに合わせた選び方
「数字が大きいから必ずベタつく」「軽い感触だから効果が低い」とは決めず、紫外線防止の表示と使い心地を別々に確認しましょう。汗や水に触れる予定があるなら、耐水性についての商品説明も確認したいところです。
3.夜にどう落とすかまで見る
朝の塗り心地ばかり見がちですが、夜の手間も続けやすさに関わります。購入前に「落とし方」を読んでおくと、帰宅後に迷いません。
例えば花王のキュレルの案内では、メイクをしていない場合、普段の洗顔料や全身洗浄料で落とせると説明されています。これはその商品の案内であり、すべての日焼け止めに当てはめるものではありません。花王「キュレルの日やけ止めの落とし方」
自分が選ぶ商品にクレンジングの指定があるなら、その方法に従います。「男性用だから水だけでよい」と考えず、ボトルの裏や公式サイトを見てください。
朝は、保湿から日焼け止めまでをひと続きに
一般的には、洗顔後に化粧水や乳液などで肌を整えてから日焼け止めを使います。花王も保湿後の使用と、商品の使用量に沿ってムラなく塗ることを勧めています。個別の商品に順番の指定があれば、そちらを優先してください。花王「日焼け止めの効果的な塗り方・塗り直しのポイント」
化粧水と乳液の順番で迷う場合は、50代男性の初めてのスキンケアの順番も参考にどうぞ。
ベタつきが気になる方は、「保湿を終えた時点でも重いのか」「日焼け止めを重ねてから気になるのか」を一度分けて確認してみてください。原因を決めつけるためではなく、次に相談したり買い替えたりするとき、困っていることを伝えやすくするためです。
例えば店頭なら、「今の乳液の上に塗ると重く感じる。白くなりにくい仕上がりで、顔に使えるものを探している」と伝えると具体的です。何となく「50代におすすめは?」と聞くより、希望に沿った説明を受けやすくなります。
外出先では、汗を押さえてから塗り直す
朝に塗ったら一日そのまま、とはいきません。汗や水、タオルなどの摩擦で落ちることがあります。花王は、肌表面の汗や汚れをやさしく拭き取ってから、およそ2〜3時間ごとに塗り直すことを案内しています。商品の説明も確認し、汗をかいたときなどは適宜塗り直しましょう。花王の塗り直しの解説
外出先では、小さめの容器を持ち歩けるか、手を清潔にして塗れる場所があるかも考えておくと実行しやすくなります。昼休みの外出前に確認するなど、自分の予定に組み込むのも一案です。
帽子や日傘などを併用することも、日本化粧品工業会が紹介している対策です。日焼け止め一つに頼り切らず、外で過ごす時間に合わせて取り入れましょう。
商品を比べるときのメモ
候補をいくつも開いて迷ったら、次の項目だけメモしてみてください。後から比較するにも便利です。
- 顔に使えるか、どんな使用感・仕上がりと説明されているか。
- 自分の外出シーンに合うSPF・PAや耐水性の案内があるか。
- 使用量、塗り直し方、落とし方が分かるか。
- 容量と価格に納得でき、小容量や持ち運びやすいサイズがあるか。
- 香りや成分について、過去に合わなかったものがないか。
価格だけで決める必要も、高いものなら自分に合うと考える必要もありません。「必要な量を無理なく使えて、夜まで手入れを続けられるか」を基準にすると、選びやすくなります。
ヒリヒリや赤みが出たら、我慢して使わない
ベタつきという感触の好みと、赤み・かゆみ・刺激などの肌の異常は分けて考えてください。異常が出た場合は使用を中止し、水かぬるま湯で洗い流しましょう。症状に応じて早めに皮膚科へ相談し、使っていた商品や成分表示を持参してください。日本化粧品工業会「もし肌トラブルが起きてしまったときは」
髭剃り後に刺激を感じやすい場合は、髭剃り後のヒリヒリで見直したいことも参考にしてください。刺激を「慣れるまでのもの」と決めつけて塗り続けるのは避けましょう。
まずは今ある日焼け止めの裏面を見て、使用量と落とし方を確認するところから。次に買うときは、苦手だった感触を一つ言葉にしてみてください。「日焼け止めは全部苦手」から、自分に合う一本を探す手がかりが見つかります。
情報確認日:2026年10月5日。アイキャッチは架空の人物を描いたAI生成イラストです。
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